現在地

今日は久しぶりに病気について書く。野球の季節が終わり、今は読書が唯一の楽しみである。 ジストニアの症状になり、約二年に経つ。とはいえ、昨年の三月に診断されるまでは、ジストニアという病気すら知らなかった。 この二年は本当に乱高下の日々だった。…

100の準備『齋藤孝が読む カーネギー話し方入門』(齋藤孝)

人前で話すこと、苦手でした。大人になるにつれ、人前で話す機会が多くなるにつれ、 少しだけなれてはきました。 本書のタイトルからズバリ「話し方入門」です。 カーネギーは、人前で話すときに大事なことを二点あげています。 「勇気」と「自信」です。そ…

来期からは一軍監督!『二軍監督の仕事』(高津臣吾)

著者の高津さんは、 日本を含む四か国でプロ野球選手を経験しています。 経験に勝る学習はないとよくいわれます。 本書には、ヤクルトスワローズの二軍監督時代に何を考えながら、 日々過ごしたのかが書き記されています。 二軍選手の指導は、 いかに長所や…

世界は複雑 『真実VS本能』橘玲

PIAACという先進国の学習到達度調査によれば、 日本はトップです。(PIAACとは、PISAの大人版) それでも、日本社会の中心が高学歴層で構成されるので、 偏差値60が標準とされる社会だといいます。 無意識で自分を基準にすると、平均が歪むからです。 著者は…

金はないけど知恵はある『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』(伊藤隆行)

著書である「モヤモヤさまぁ~ず2」のプロデューサーは、 自分自身の人生がモヤモヤだと言い切ります。 なぜなら、報道志望でテレビ東京に入社したにも関わらず、 バラエティー番組にしか携わったことがないからです。 そんな著書の唯一のポリシー。「誰でも…

「テーマを持ってプロ野球観戦!」 『古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術』(古田敦也)

「テーマを持ってプロ野球観戦!」『古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術』(古田敦也) 本書は、漫然とした野球観戦ではなく、プロ目線の観方を指南してくれます。 第一章は、投手についてです。オーバーハンドスローだと、ストレートにスピンがかかりや…

一流の脇役 『超二流』(野村克也)

野村克也さんの本は何冊も読んでいるので、聞いたことのあるエピソードばかりですが、切り口を変えて書かれています。今回は「超二流」。副題は「天才に勝つ一芸の究め方」です。 第一章は、超二流論の解説です。「超」と「二流」相反する言葉ですが、「超二…

千里の道も一歩から『秋本治の仕事術』(秋本治)

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」イチローさんの言葉です。やはり、千里の道も一歩から、ですね。 『秋本治の仕事術』では、ジャンプで長く連載された『こち亀』の著者が、「40年間休まず週刊連載を…

漫才の宿命『言い訳』(塙宣之)

ヤホーと聞けば、ナイツが頭に浮かびます。ナイツの漫才フォーマットとして、あのスタイルは浸透しています。 著者のナイツ塙さんは、昨年のM- 1グランプリで審査員を務めました。 プロローグ著者は語ります。 霜降り明星に「強さ」を感じたと。 決勝戦で…

「笑わずにはいられません!」『記憶にございません!』

かつて、中井貴一さんは、まだ無名の吉田羊さんをテレビで見かけたそうです。そこから吉田羊さんに自分が出ているドラマに出演してもらったというエピソードを思い出しました。 映画『記憶にございません!』は、中井貴一さん演じる総理大臣が記憶を無くして…

「人生に簡単な答えはない」 『ジョーカー』

洋画で自分史上、一番好きな役は「ダークナイト」の「 ジョーカー」です。 ヒース・レジャーが演じたあの「ジョーカー」です。ドラマの「 MOZU」で、既にオマージュされるほど、 強烈なインパクトを残しました。 その「ジョーカー」を今度はホアキン・ フェ…